みなさんこんにちは。

今日も膝についてお話させてもらいます(^V^)!!
皆さんは普段正座はしますか?うちに来る患者さんで聞くのが

正座が出来ないなんです。

では正座が出来ない原因はどこにあるかというと...
膝蓋上嚢(しつがいじょうのう)です。(写真の赤い部分)
膝蓋上嚢は筋肉でも腱でもなく、滑液包と呼ばれる、組織になります。
ちなみに滑液包とは筋や関節が動く際に起きる摩擦を軽減するための滑液を包んでいる膜組織となります。
この膝蓋上嚢は膝関節を曲げたり、伸ばしたりする際、その動きをスムーズに行う為の組織です。
ここが人工関節手術などで傷つき、長い間動かさずにいると筋肉とこの膝蓋上嚢が癒着(筋肉などの細胞同士がくっついてしまう!!)を起こし
正常に動かすことが出来なくなってしまいます。特に正座のように深く曲げることが必要な動きはとてもし辛くなります。
他にも座りっぱなしなどで身体を動かさずにいると、ここがどんどん固くなり動かせなくなります。
高齢者の方は特に筋力低下や運動不足が原因でなることが多いので、どんどん運動するようにしていきましょう!!